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新たなる年の始まり〜『大切な人』
去年の1/11、『大切な人』があちらの世界へ旅立っていった。
闘病の床に在ったとはいえ、思いの外早い旅立ちに
私は、戸惑いと共に、こちら側に残された。

そのこちら側に訪れた、3/11と以後の世界。

あまりの急激なシフトに、過去への執着と新世界への適応がぶつかるまま、
心も身体も、翻弄され続けて、2011年は過ぎていった。

こちらの世界の時計が新年になっても、
腑に落ちない違和感は、拭い去れなかった正月。

風花が舞い、虹が広がる、対極の風景の中を、
神や仏に祈りながら、必死に歩き回った…
何かを、何かを、自分から引き剥がしたかったのか…

当然の事ながら、無理が祟って、不調に陥った。

そして、1/11。
漸く、心身が落ち着きを見せ始めた日、

「そうだ、この日が新年のスタートなのだ!」という囁き。

それを指し示す、様々な共時性と緩やかな気づき。

当たり前のこと。

あちらの世界とこちらの世界、場は違っても、共にあることは同じ。

頭で解っていても、腑に落ちなかった…

こちらの世界に共に居ても、会えない人もいる。
こちらの世界に共に居ても、繋がりを確認する術のない人もいる。

こちらの世界では、時は、一方の矢印の方向へしか、進まない。
放たれた矢のようなこちらの時間の隙間に、一瞬垣間見えるあちらの時。

場は違っても、時は違っても、『大切な人』達と共にいる幸せ、
その感覚が、腑に落ちる瞬間、そして瞬間。

この世界の新たなる年が始まっていく。

いの
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